藤原敏行朝臣(ふじわらのとしゆきあそん)
小倉百人一首 018番
(上)住の江の 岸に寄る波 よるさへや
(下)夢の通ひ路 人目よくらむ
▼音声
文屋康秀(ふんやのやすひで)
小倉百人一首 022番
(上)吹くからに 秋の草木の しをるれば
(下)むべ山風を 嵐といふらむ
▼音声
春道列樹(はるみちのつらき)
小倉百人一首 032番
(上)山川に 風のかけたる しがらみは
(下)流れもあへぬ 紅葉なりけり
▼音声
藤原興風(ふじわらのおきかぜ)
小倉百人一首 034番
(上)誰をかも 知る人にせむ 高砂の
(下)松も昔の 友ならなくに
▼音声
文屋朝康(ふんやのあさやす)
小倉百人一首 037番
(上)白露に 風の吹きしく 秋の野は
(下)つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける
▼音声
藤原義孝(ふじわらのよしたか)
小倉百人一首 050番
(上)君がため 惜しからざりし 命さえ
(下)長くもがなと 思いけるかな
▼音声
藤原実方朝臣(ふじわらのさねかたのあそん)
小倉百人一首 051番
(上)かくとだに えやはいぶきの さしも草
(下)さしも知らじな 燃ゆる思ひを
▼音声
藤原道信朝臣(ふじわらのみちのぶあそん)
小倉百人一首 052番
(上)明けぬれば 暮るるものとは 知りながら
(下)なほうらめしき 朝ぼらけかな
▼音声
藤原基俊(ふじわらのもととし)
小倉百人一首 075番
(上)契りおきし させもが露を いのちにて
(下)あはれ今年の 秋もいぬめり
▼音声