参議篁(さんぎたかむら)
小倉百人一首 011番
(上)わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと
(下)人には告げよ 海人のつり舟
▼音声
僧正遍昭(そうじょうへんじょう)
小倉百人一首 012番
(上)天つ風 雲の通ひ路 吹きとぢよ
(下)をとめの姿 しばしとどめむ
▼音声
陽成院(ようぜいいん)
小倉百人一首 013番
(上)筑波嶺の みねより落つる みなの川
(下)恋ぞつもりて 淵となりぬる
▼音声
河原左大臣(かわらのさだいじん)
小倉百人一首 014番
(上)みちのくの しのぶもぢずり たれ故に
(下)乱れそめにし われならなくに
▼音声
光孝天皇(こうこうてんのう)
小倉百人一首 015番
(上)君がため 春の野に出でて 若菜つむ
(下)わが衣手に 雪は振りつつ
▼音声
中納言行平(ちゅうなごんゆきひら)
小倉百人一首 016番
(上)たち別れ いなばの山の 峰に生ふる
(下)まつとし聞かば いま帰り来む
▼音声
在原業平朝臣(ありわらのなりひらのあそん)
小倉百人一首 017番
(上)ちはやぶる 神代もきかず 竜田川
(下)からくれなゐに 水くくるとは
▼音声
藤原敏行朝臣(ふじわらのとしゆきあそん)
小倉百人一首 018番
(上)住の江の 岸に寄る波 よるさへや
(下)夢の通ひ路 人目よくらむ
▼音声