待賢門院堀川(たいけんもんいんのほりかわ)
(上)
長からむ 心も知らず 黒髪の
(下)
乱れてけさは 物をこそ思へ
▼音声
読み
ながからん こころもしらず くろかみを
みだれてけさは ものをこそおもえ
現代語訳
末永く心は変わることがないといいますが、人の心は移りやすいので、黒髪が寝乱れるように、私の心も乱れています。
解釈
初めて一夜を共にした朝の不安な思いの歌
作者とプロフィール
名前:待賢門院堀川(たいけんもんいんのほりかわ)
性別:女性
生没年:不詳
源顕仲の娘で、姉妹も有名な歌人です。
藤原忠通女房堀川と 同一人物ではないかという説がありましたが、現在では別人と考えられています。
待賢門院と通じ、西行とも親交があったようです。
雑学・豆知識
恋をテーマにした歌で、後朝の返歌として作られました。
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