ホーム > 21番~30番, ま行の作者 > 源宗于朝臣(みなもとのむねゆきのあそん)


源宗于朝臣(みなもとのむねゆきのあそん)

源宗于朝臣(みなもとのむねゆきのあそん)の画像

小倉百人一首 028番

(上)
山里は 冬ぞさびしさ まさりける

(下)
人目も草も かれぬと思へば

▼音声

読み
やまざとは ふゆぞさびしさ まさりける
ひとめもくさも かれぬとおもへば


現代語訳

山里の冬は、寂しさが特に勝るものです。
人も尋ねてはこないし、草も枯れてしまうのですからね。

解釈

冬の山里の寂しさを現した歌


作者とプロフィール

名前:源宗于朝臣(みなもとのむねゆきのあそん)
性別:男性
生没年:?~939年
光孝天皇の孫、父は皇子是忠親王。

雑学・豆知識

源宗于朝臣は「大和物語」にも出てきます。
天皇の孫であるにも関わらず、官位が進まぬ事を嘆いた様子がかかれてあり、悲しげな人生のように感じ取れます。
しかし、恋愛遍歴もあり、放蕩息子や出来のいい娘などに囲まれて、実は結構楽しい人生を歩んでいたのかもしれません。


Amazon、楽天で百人一首商品をチェック

amazonで見る 楽天で見る

 

百人一首ピックアップ

大中臣能宣朝臣(おおなかとみのよしのぶ)

(上)
みかきもり 衛士のたく火の 夜は燃えて

(下)
昼は消えつつ ものをこそ思へ

式子内親王(しょくしないしんのう)

(上)
玉のをよ たえなばたえね ながらへば

(下)
忍ぶることの 弱りもぞする

待賢門院堀川(たいけんもんいんのほりかわ)

(上)
長からむ 心も知らず 黒髪の

(下)
乱れてけさは 物をこそ思へ

藤原敏行朝臣(ふじわらのとしゆきあそん)

(上)
住の江の 岸に寄る波 よるさへや

(下)
夢の通ひ路 人目よくらむ

参議等(さんぎひとし)

(上)
浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど

(下)
あまりてなどか 人の恋しき

蝉丸(せみまる)

(上)
これやこの 行くも帰るも わかれては

(下)
しるもしらぬも 逢坂の関