小野小町(おののこまち)
小倉百人一首 009番
(上)
花の色は 移りにけりな いたづらに
(下)
わが身世にふる ながめせし間に
▼音声
読み
はなのいろは うつりにけりな いたづらに
わがみよにふる ながめせしまに
現代語訳
長雨が続く間、ぼうっとしているといつの間にかお気に入りの桜の花がかなり色あせてしまっている。
この桜のように私の身もこうなってしまうのでしょうか。
解釈
春の花と女性の心を掛け合わせた歌
作者とプロフィール
名前:小野小町(おののこまち)
性別:女性
生没年:未詳
小野良貞の娘。
日本では三大美人の1人とされ、絶世の美女であったととても有名な女性。
数多くの伝説が存在しています。
雑学・豆知識
古今集以前には花=梅でしたが、小野小町の時代には花=桜と変わったようです。