山部赤人(やまべのあかひと)
小倉百人一首 004番
(上)
田子の浦に うち出でてみれば 白妙の
(下)
富士の高嶺に 雪は降りつつ
▼音声
読み
たごのうらに うちいでてみれば しろたへの
ふじのたかねに ゆきはふりつつ
現代語訳
静岡の田子の浦海岸から富士山を仰ぎ見ると、真っ白となった富士の高峰には、雪が更に降り積もっているよ。
解釈
旅先で見た冬の風景を伝える歌
作者とプロフィール
名前:山部赤人(やまべのあかひと)
性別:男性
生没年:未詳
万葉集に数多くの作品を残している歌人です。
様々の土地に旅をし、心に残った風景を沢山和歌にして残しています。
人麻呂と同様赤人の歴史は不詳のようです。
雑学・豆知識
田子の浦とは、静岡県の富士川西の河口近くから一帯の海岸を指しており、現在の田子の浦とは位置が少し違っています。