天智天皇(てんじてんのう)
小倉百人一首 001番
(上)
秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ
(下)
わが衣手は 露にぬれつつ
▼音声
読み
あきのたの かりほのいほを とまをあらみ わがころもでは つゆにぬれつつ
現代語訳
秋の田のほとりにある作業小屋にいると、小屋の屋根は菅や萱でで編んであるから目が粗く、こんな所で夜を過ごすから、
もれ落ちる露に私の服の袖がしきりに濡れているよ。
解釈
天皇が、農民の立場で詠んだ歌
作者とプロフィール
名前:天智天皇(てんじてんのう)
性別:男性
生没年:626~671年
第38代天皇で、舒明天皇の第一皇子です。
この当時天皇に対応出来るほど勢力を持っている蘇我氏を645年に倒しました。
雑学・豆知識
百人一首の一番としてよく知られているこの歌は、実はこの歌は天智天皇の御製ではないという説が有力だといわれています。